COZYの中古住宅専門店 TOP > スタッフブログ > 【中古マンションリフォーム】キッチン位置変更
2021/06/03
みなさんこんにちは。営業の勝部です。今回は中古マンションリフォームのキッチン位置変更についてお話しいたします。
キッチン位置変更は、中古マンションリフォームでお客様からリクエストの多いリフォームです。中でもキッチンのシンクの前に立った位置からリビングの様子が見渡せる対面キッチンの要望は多く、弊社でも施工する機会の多いリフォームです。そんな中古マンションリフォームのキッチン位置変更について、注意点等をまとめてお話しいたします。
こちらの部屋は元々こちらの写真の様に、キッチン独立した間取りになっており、キッチンからリビングの様子が見えない間取りでした。
独立キッチンは、匂いがリビングに広がりにくかったり、細々としたものがリビングから見えにくいなどのメリットがありますが、現在は開放感がありリビングとのつながりを感じさせる対面キッチンの人気が高く、中古マンションリフォームの際に対面キッチンに変更を希望するお客様が多いです。
中古マンションリフォームのキッチン位置変更の際の注意点は、配管の位置によっては、希望の間取りに出来ないことがあります。
写真の右奥に角が出っ張った様になっているところにマンション全体の共用排水管があります。この位置は変えることが出来ないので、新しいキッチンの位置で共用排水管に接続が可能な間取りを検討する必要があります。
こちらの部屋の場合は、キッチンの位置を変更するにあたり、共用排水管に無理なく接続するために、床を上げて排水管を接続しました。
こちらの写真の様に、既存の床から15センチ程度キッチンの床を上げて、出来たスペースに排水管を接続しています。キッチンが共用排水管から離れる程、排水をスムーズに流すのに必要な水勾配を取る必要があるため、床を上げる高さが高くなります。
拡大写真で、排水管がどの様に配管されているのかが良く分かります。
床を上げると、結果的に天井高が低くなります。元々のキッチンの天井高や、梁の位置によっては、必要な天井高が確保出来ず、床を上げてキッチンの位置を変更することが出来ない場合があります。希望の間取りにすることが出来るか、担当者によく確認、相談しましょう。
キッチンの床を上げると、室内に段差が出来、バリアフリー性は損なわれますが、間取りの自由度が上がり、中古マンションの古い間取りが、今の暮らしにあった間取りに変更することが出来ます。
中古マンションリフォームの際には、将来のことも考え、自分達にあったリフォームを検討しましょう。