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2017/11/25
みなさん、こんにちは
営業の加藤です!
「中古マンションは古くなると建て替えられるのではないだろうか・・・(>_<)」
こういった不安を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
テレビやWebサイトでは色々な情報が飛び交っており、不安にもなってしまいますよね💦
そこで今回は、マンションの建て替えの真実をお伝えします(*^_^*)!
平成28年4月時点でのマンション建て替え準備中&実施中&完了後のマンションは、全国で252件しかありません。
国土交通省から発表されている全国のマンション総戸数は633万以上、仮に1棟当たり60戸とするとマンションの棟数は10万棟以上になります。
つまり、建て替えられたマンションは全体の0.23%しかないということです!
マンションの建て替えが現実的ではない理由は2つあります!
①区分所有者の4/5以上の承認が必要
マンションの建て替えを行う為には、区分所有者の4/5以上の賛成が必要です。
100世帯入っているマンションであれば、80世帯の方が賛成をしていなくてはいけないことになります。
皆さん考えはそれぞれなので、意見をまとめることは容易ではないはずです。
②建て替え負担金が重くのしかかる
建て替えの負担金は、建て替え後のマンションのグレードや毎月貯蓄されている修繕積立金の額にもよりますが、1,000~2,000万円程度かかることもあるそうです(@_@)
国から補助制度や融資制度もありますが、住宅ローンが残っている場合や貯蓄に余裕がない方々から賛成をしてもらうのはかなり難しく現実的ではないですよね。
実はこれまでに建て替えが成功したマンションは、敷地に余裕があり住民の負担金ゼロで建替えることが出来る建物でした。
建物を大きくして戸数を増やし、それを分譲することで建築費用をまかなえるので、元々住んでいた住人は「立地が変わらず無料で新築に住み替えられる」ということです。
それであれば皆さん納得しやすく、これまでの建て替えのお話もスムーズに進んでいったのです。
マンションの耐用年数もよく聞かれますが、マンションの寿命を決めるのはスバリ「管理」です!
定期的に適切なメンテナンスが行われてるかが重要なポイントになります!
靴やカバンを手入れして大事に使っていれば長持ちするように、建物の寿命も管理状態で変わります。
管理状態の良いマンションを見分ける為には、まずはエントランスや廊下の清掃が行き届いているか、廊下のガラスの割れや手摺のグラつきがそのまま放置されていないかなどの、共用部をチェックしてみると分かります。
さらに、長期修繕計画は作られているか、計画を実行するための積立金がきちんと貯まっているかなど、管理組合の働きを確認してみるのも一つの手です(*^_^*)
マンションに住み続けていくうえで、いつか直面するかもしれない建て替え問題。
実際にはマンションの建て替えは行われていないのが現状ではありますが、老朽化したマンションを放っておくと雨漏りやコンクリートの崩落が起こり、住める状態ではなくなってきてしまいます。
住人の皆様が安心して長く住んでいくためにも、大規模修繕等の計画に主体的に関わっていく事が大切です!
管理が行き届いておらず、建て替えなくてはもうどうしようもない!なんてことにならないように、これから先安心して長く住めるであろう管理のしっかりしたマンションを一緒に探していきましょう(^_^)!
では、また