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2020/08/10
こんにちは。営業の勝部です。今回は中古住宅の給水管、排水管の交換についてお話をいたします。
中古住宅の給水管、排水管は経年劣化により交換が必要な場合があります。特に給水管は鉄、銅など金属製の場合はひどくなると、サビによる腐食、詰まり、食味の劣化等が見られる場合があり、新築時より一度も交換されていない場合は、今後のことを考えて交換をおすすめしております。
写真は築後30年程の洗面所の様子です。ボイラーの上に接続されている給水管は金属製でおそらく新築時から交換されていないものと思われます。外部からは腐食等のはっきりとした不具合は見受けられませんが、内部は経年劣化による腐食、詰まり等が発生している可能性があります。この様な場合は給水管の交換をおすすめしています。給水管の交換の費用の目安はおおよそ30万円前後ですが、配管の長さや経路などにより費用は前後します。
次の写真は築後30年程のマンションの様子です。こちらはリフォーム工事中に撮影したもので、赤と青の配管が見えますが、こちらは新しく配管を行ったものです。赤が給湯用の配管、青が給水用の配管です。架橋ポリエチレン菅と呼ばれる樹脂製の配管で、耐熱性、耐食性に優れた性質を持っています。こちらに取り替えることで、今後数十年安心して使用することが出来ます。ちなみにマンションは内装を剥がして躯体(建物の構造体)を露にすると、こんなにキレイです。建物の外観は多少古臭さを感じても、中身はしっかり、これがマンションの良さです。
次の写真はマンションの排水管の様子です。こちらはリフォーム工事に伴い排水管を施工し直す必要があり、新たに施工したものです。排水管を交換するケースは少ないのですが、必要に応じて交換することが出来ます。マンションでは管理組合が定期的に高圧洗浄等のメンテナンスを行い、排水管の詰まり等を防いでいますが、リフォーム工事の際に排水管も交換すると、新築時の機能性をよみがえらせることが出来て、なお安心ですね。費用については、写真の様に内装の床等を全て解体し、組み直す必要があるため、周辺の内装工事を含めたものになります。
中古住宅のリフォームの肝とも言える、給水管、排水管の交換。費用はそれなりに必要ですが、中古住宅を購入して安心して暮らすための出費と考えると、ぜひ予算に組み込んでおきたい工事です。外壁、屋根、断熱材、構造体、などと並んで重要な給水管、排水管。普段は床や壁に隠れてあまり見えないところですが、中古住宅購入時にはぜひ注目してみてください。