COZYの中古住宅専門店 TOP > スタッフブログ > 中古マンションのリフォームチェックポイント「梁」編
2020/11/03
こんにちは。営業の勝部です。今回は中古マンションのリフォームを検討する場合のチェックポイントとして、「梁(はり)」についてお話しいたします。
写真はマンションの室内を撮影したものです。ドアの開口部の上に梁が見えます。この様に天井に梁が出ている場合、リフォームにどの様な影響があるかをお話しいたします。
①天井の高さ
梁がある部分は一般的に天井高が低くなっています。当然設計上は梁の下も通行に支障が無い高さになっていますが、水回りの位置を変える際に床を上げる場合に、梁の下は従前より天井高が低くなってしまうため、通行等に支障が出てしまうことがあります。そのため梁がある付近でレイアウトの変更を行う場合は、必要な天井高が確保出来るか確認しましょう。
②配線
梁は重要な構造部分のため、穴を開けたり削ったり出来ません。そのため梁を交差して配線を行う場合、梁を加工せずに配線が可能かを確認する必要があります。具体的には、エアコンやIHコンロを新設する際に、分電盤から新規に専用配線を行う場合に、配線経路の確認が必要です。梁をかわして配線が可能なのか確認し、難しい様であれば配線をモール等で隠して配線する等の工夫が必要です。配線を露出させたく無い場合は、天井上で梁をかわすことが出来るか確認します。
③排気ダクト
上記の配線と同様、排気ダクトの取り回しが可能か確認が必要です。
④建具(ドア)
特に建具の位置や種類を変更する場合、建具がドアの下に来る場合は、梁下の天井高がどれだけ取れるかにより、希望する建具が設置出来るか決まります。
⑤間仕切り壁
間仕切り壁を移動、新設する場合、梁との位置関係により、天井を必要な範囲新たに組む必要がある場合があります。また、リビングと隣接する部屋の間仕切り壁を解体する場合は、梁は壊せませんので、梁は残ります。
⑥ユニットバス、換気扇等の梁欠き
梁がある箇所にユニットバス、換気扇等を設置する場合、梁をかわすために、ユニットバスや換気扇等の一部を削って設置する必要があり、通常の設置費用に加算されます。
梁付近のリフォームは上記の様な注意点があります。平面図だけでは分からない注意点も多いので、現地を内覧する際に、希望の間取りが可能か、担当者に確認してください。