COZYの中古住宅専門店 TOP > スタッフブログ > 【中古マンションリフォーム事例】天井裏の秘密
2021/10/03
こんにちは。営業の勝部です。今回は中古マンションリフォームの事例として、天井裏の秘密についてお話しいたします。
中古マンションのリフォームの際に、事前の現地調査を弊社は行います。
現地調査の際に不具合などが見つかることもあり、契約前にお客様にそれをお伝えすることで、安心して中古住宅を購入して頂ける様に私たちはお手伝いをしております。
今回は中古マンションリフォームの事例として、あるマンションの現地調査の際に気づいたことをご紹介いたします。
こちらの写真は、天井裏の給水管の状況を撮影したものです。
左に見える青い配管が、マンション全体の共用配管から、室内に水道を引き込んでいる配管です。
こちらのタイプの配管を架橋ポリエチレン管と言い、樹脂製で錆びない配管です。
こちらのマンションはマンション全体で給水給湯管を交換していたため、共用部分から交換されているかを確かめるため確認しました。こちらはしっかりと元から交換されていました。
こちらはユニットバスの天井の点検口から配管の状態を確かめるために確認したものです。
青い管が給水管、赤い管が給湯管です。どちらもしっかりと交換されていました。
実はこの写真の場所に不具合が隠されていました。
写真はユニットバスの天井に設置されている換気扇ですが、この換気扇が影響して、トイレの換気扇が効果を発揮していませんでした。その原因は別の場所にありました。
原因はこの機械でした。
この機械は、24時間換気と呼ばれるもので、その名の通り24時間作動し、換気をする機械ですが、部屋の中の空気を吸い込んで、外に出す役目をしています。
前の写真のお風呂の換気扇はお風呂の空気を吸い込んで、外に出す役割を持っていますが、外に出すはずの空気がトイレに押し出されて、トイレの空気が吸い出せずに換気出来ない状態になっていました。
これを改善するには、既存の24時間換気を撤去し、ユニットバス上に24時間換気を新設し、トイレの空気もそこから吸気して、外に排出する必要があります。
一見しただけでは分からない不具合ですが、現地調査でこの様な不具合も発見することが出来ます。
ちなみにこの場合のリフォーム費用は、24時間換気の撤去、新設、天井の解体、新設等で20〜30万円くらいです。
こちらのお部屋はリフォーム済みとして売られていたお部屋ですが、この様な不具合は設備に詳しい人でないと気づくことが難しく、見逃してしまいがちです。
中古マンションを安心して購入して暮らすなら、状態に応じたリフォームを新たにすることをおすすめいたします。
中古マンションリフォームのことなら、何でもご相談くださいね。