COZYの中古住宅専門店 TOP > スタッフブログ > 冬季のタイル養生について
2017/12/12
春になって気が付くと玄関のタイルが欠けていたり、はがれていることがあります。これは冬季にタイルが凍害
を受けたことによっておこります。現因は2つ。一つはタイル自体に水分が浸透し凍って膨張し内部から割れてし
まうこと。もう一つはタイルの目地から水が侵入し凍って膨張し剥離することの2例です。前者はタイルの種類を
変える(耐凍害品)か表面から水分が入らないような表面処理をすればある程度防ぐことができます。しかし
後者の場合はタイルが良くても起こりうる現象なので厄介です。結論的には目地から水が入るのを防ぐことなの
ですが、表面処理の仕方によっては冬季ですから滑りやすくなったり、除雪の際に傷つけたりで処理が取れてし
まいます。私の経験から一番いいと思うのは、タイルの上にゴム状のマットを敷くことです。除雪の際にも
スコップなどで傷つくこともなく、氷のような固い雪もマットなら固着することもありません。また水もある程度
侵入を防ぐことができます。滑り防止にもいいでしょう。ただ一つ気を付けてほしいことがあります。タイル張り
の階段には決して融雪剤を使わないこと。せっかく目地から水の侵入を防いでも常に濡れている状態を作り出すので
結果的にタイルの剥離を招いてしまいます。