COZYの中古住宅専門店 TOP > スタッフブログ > 都市ガス・LPガスの違い
2019/11/17
みなさん、こんにちは(*^^*)
営業の船越です。
物件を選んでいく中で、熱源が都市ガスかLPガスなのかを重視されるお客様は結構多いのではないのでしょうか?
ただ、料金以外にどのような違いがあるのか、詳しくご存知でしょうか?
本日は、都市ガスとLPガスの違いを供給方法・料金・原料・火力の4つの項目に分けてお話ししようと思います!
◎供給方法
・都市ガス:地中内のガス管を通して、各家庭に配給。
地中のガス管を通しての供給となるため、新たに都市ガスを利用するためには自宅地下までガス管
を引き込む工事(有料)が必要になります。
また、元々ガス管が通ってないエリアでは利用することができません。
・LPガス:専用のボンベで各家庭に配給。
ガスボンベにガスを詰めてスタッフがトラックで配送するので、この人件費もプロパンガスの価格へ
反映されている場合があります。
ただし、都市ガスのような供給用のガス管が不要なため、どの地域でも利用することができます。
◎料金
・都市ガス:公共料金になるため、地域ごとで多少値段の差はありますが、急な値上がりなどがなく値段が安い
です。
・LPガス:業者によって自由に値段を設定できるうえ、ガスボンベの交換や配達などの人件費がかさむため、都
市ガスに比べ、値段が高めに設定されています。
◎原料
・都市ガス:メタンを主成分とした天然ガス(空気より軽い)
・LPガス:プロパンやブタンなどの液化石油ガス(空気より重い)
◎火力
都市ガスと比べ、プロパンガスのほうが熱量が約2倍高いです。
都市ガスは1㎥あたり約11,000kcalの熱量に対し、プロパンガスは1㎥あたり約24,000kcalの熱量があります。
熱量が約2倍ということは、同じ体積で出せる熱の量が異なるので、同じガス機器ならプロパンガスも都市ガスも
火力は同じですが、プロパンガスに合ったコンロだと火力が高くなります。
また、震災時の復旧の速さにも違いがあるようで・・・
都市ガスは、災害が起きた際、エリア毎にガス漏れなどの検査が必要になります。地下に広範囲にわたって張り巡らされたガス導管のチェックをしなければいけないので、LPガスと比べると復旧作業に時間がかかります。
それに比べLPガスは、各家庭単位の配管やガス器具の安全が確認できれば、すぐにでも使用を再開できます。
料金面だけで判断するのではなく、両者の違いを把握したうえで、どちらのほうが自分たちに合っているのかを比較してみてください(^^♪